データベース『えひめの記憶』
宇和海と生活文化(平成4年度)
1 地域に対する意識①
(1)地域のイメージ
地域のイメージを示すと思われる10個の言葉に対して、それぞれの結果を加重平均し、イメージ指数を求めた。その結果、プラスのイメージとしては、①「自然」52.9、②「おだやかな」50.9、③「美しい」46.9、④「明るい」40.6などが上位を占めている。その反面、マイナスのイメージとして、①「不便」36.9、②「古い」20.6、③「狭い」13.8が上げられる。これを瀬戸内の調査と比較して見ると、瀬戸内は①「美しい」64.5、②「おだやか」61.1が上位を占めており、地域に対するイメージは若干違うようである(図表2-2-1参照)。
さらに、これを年齢層別に見ると、プラスのイメージについては大きな相違はないが、マイナスのイメージについて、若い年齢層ほど「不便」「古い」というイメージを強くもっているようである(図表2-2-2参照)。
次に、地域のイメージを色に例えて見ると、①「青色」60.7、②「緑色」40.8、③「水色」24.8、④「だいたい色」23.6の順である。瀬戸内と比べて見ると瀬戸内は①「緑色」58.6、②「青色」42.3で、1位・2位が入れ替わっている。宇和海沿岸地域の人々は「青い海」というイメージが強いようである(図表2-2-3参照)。