データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅳ ~平成8年度 愛媛学セミナー集録~
◇小松の道標
最後に、そういう中で建てられた道標について簡単にお話します。
小松の方で、和田屋利平と横田屋八郎兵衛といった方が建てた道標が幾つも残っています。その他に、中務茂兵衛(なかつかもへい)という山口県の方や、武田徳右衛門という上朝倉(かみあさくら)の方たちが建てた道標もたくさん残っております。その中で、中務茂兵衛が建てた道標は小松町内にも現在6基残っているのですが、その特徴を申しますと、四角柱で上もスパッと切ったのが大部分です。
それから、武田徳右衛門のは、四角柱の上の屋根だけが丸いのです。それから和田屋利平のは、上も丸い円柱というのが、大部分のようですので、そういう目で道標を見ていただくと、大変分かりやすかろうかと思います。今日は紹介だけにしておいたらと思います。