目次

愛媛県史　社会経済１　農林水産（昭和61年１月31日発行）

序

はじめに

凡例

1　愛媛の農業

第一章　中世末～近世初期の農業

第一節　『親民鑑月集』の概説

第二節　農作物

第三節　利用していた野生植物

第四節　耕地と利用状況

第五節　稲作の耕種概要①

第五節　稲作の耕種概要②

第六節　麦作の耕種概要

第七節　その他の作物と栽培技術

第八節　中世末～近世初期の農業

第二章　明治時代

第一節　明治初期の農業近代化施政

一　概説

二　海外留学生・視察者の派遣

三　種苗の輸入と試作

四　西洋農具の輸入と試用

第二節　明治前期の勧農施策

一　勧業通信制度

二　勧業委員・勧業会・勧業諮問会

三　農談会

四　農事試験場と農学校

五　老農と農事巡回教師

第三節　農業の変遷

一　耕地の変遷

二　農家の変遷

三　農作物の変遷

四　農作物の収益

第四節　明治前期の稲作

一　明治前期の農業と稲作

二　稲作の耕種概要①

二　稲作の耕種概要②

二　稲作の耕種概要③

二　稲作の耕種概要④

二　稲作の耕種概要⑤

第五節　明治後期の稲作

一　稲作の実態

二　稲作改良の誘因

三　革新技術の開発と普及①

三　革新技術の開発と普及②

四　戦時農業督励部・農業督励部と活動

第六節　農業団体の成立

一　農会

二　産業組合

第七節　明治時代の農村副業

第三章　大正時代

第一節　稲作の飛躍

第二節　米価の騰落と米価政策

第三節　米の投売防止運動

第四節　小作争議

第五節　農業の機械化

一　動力籾摺機

二　動力用稲脱穀機・動力用麦摺機

第六節　大正時代の農村副業

第四章　昭和前期―恐慌時代

第一節　農村経済の窮乏

第二節　恐慌下の農業

第三節　農村の恐慌対策

第四節　農山漁村経済更生運動

第五章　昭和―戦争―時代

第一節　県民総動員体制の確立

第二節　農業の戦時体制

第三節　農産物の増産

一　初期の増産政策

二　食糧・軍需農作物の増産

第四節　農作業の共同化と勤労奉仕

一　農作業の共同化

二　勤労奉仕

三　学徒・軍隊の勤労奉仕

第五節　食糧の窮迫と節米供出運動

一　節米運動

二　自家用米供出運動

第六節　農業統制の進展

一　農作物の生産統制

二　農産物の集荷と配給統制

三　農業用資材の統制

四　物価の統制

第七節　農業団体の統合と農業会の成立

第六章　戦後の時代

第一節　戦後の農政の変遷

第二節　農業経営の変化

一　農家の動向

二　経営耕地と農業生産の動向

第三節　主要食糧作物の需給と生産推移

一　食糧危機と供出制度の強化

二　食糧緊急増産対策

三　主要食糧の生産の回復

四　食糧需給の緩和と食管制度の変遷

五　主要食糧作物の生産推移

六　米の過剰と水田利用再編対策

第四節　蔬菜園芸

一　概説

二　蔬菜の生産と産地の動向

三　施設園芸の発達

四　特産蔬菜の消長

第五節　農業技術研究の推移

一　概説

二　農業試験場

三　農業技術の開発と普及

四　蔬菜園芸年表

愛媛の農業史年表①

愛媛の農業史年表②

2　愛媛の果樹園芸

第一章　愛媛県果樹栽培の沿革

第一節　古文献による愛媛の果樹

一　農書『清良記―親民鑑月集』

二　大三島『三島家文書』

三　松山藩家老の武家果樹植栽の禁止

四　松山藩主への蜜柑献上

五　『和漢三才図会』

六　大洲藩の各庄屋、蜜柑・柿・九年母など献上

第二節　果樹類の天然記念物

一　名駒の小ミカン

二　盛口の小ミカン

三　臥龍梅

四　二重カキ

五　シイ、いたじい

六　ニッポンタチバナ

七　南カキ

第三節　明治以前の果樹

一　古代から中世の果樹

二　江戸時代の果樹小ミカン

第二章　明治時代

第一節　果樹導入の足跡

一　主要果樹導入の状況

二　果樹導入の地域性

第二節　農法・技術

一　農法・技術の水準

二　試験研究機関

第三節　果実の流通

一　流通対応の地域的動向

第四節　果樹政策

一　明治の勧農政策と果樹

二　農会の果樹指導

第三章　大正時代

第一節　主要果樹の生産動向

一　柑橘類

二　落葉果樹

第二節　農法・技術

一　栽培技術の普及

二　病害虫防除①

二　病害虫防除②

第三節　果樹生産者組織の展開

一　果物同業組合の設立

二　生産者共販の発展

第四節　果樹政策

一　農会の生産・出荷指導

二　果樹行政と試験研究

第四章　昭和時代（戦前）

第一節　主要果樹の生産動向

一　昭和農業恐慌と果樹

二　戦時経済の進行と果樹

第二節　農法・技術

一　試験研究体制の拡充

二　栽培技術の進歩①

二　栽培技術の進歩②

第三節　市場構造の変化と流通

一　中央卸売市場の開設と産地対応

第四節　果実の輸出及び加工の発展

一　北米（カナダ・アメリカ）輸出

二　アジア大陸輸出

三　果実加工の発展

第五節　戦時統制と果樹

一　果樹生産に関連する統制

二　出荷配給に関連する統制

第五章　昭和時代（戦後復興期）

第一節　果樹復興への胎動

一　果実の統制廃止と再統制

二　果樹組織の再生

第二節　農法・技術の発展

一　荒廃園の復興対策

二　農法の発展と生産力の回復

第三節　流通への対応

一　統制廃止と流通

二　果実の出荷販売

第四節　果実加工の発展

一　缶詰加工の発展と生産者団体の進出

二　果汁（ジュース）加工の開発

第五節　園芸行政の進展

一　果樹政策の展開

二　試験研究機関の改革

第六章　昭和（戦後）生産発展期

第一節　農業基本法・果振法の制定と選択的拡大

一　農業基本法と果樹農業振興特別措置法

二　農業構造改善事業

三　果樹の選択的拡大

第二節　栽培管理技術の新しい動き

一　栽培技術の動向

二　機械化技術体系と防除方式

第三節　需給構造の変化と流通対応

一　需給構造の変化と共販組織の大型化

二　選果場統合近代化の実態

第四節　果実加工事業の発展と国際化の進行

一　果実加工事業の発展

二　国際化の進行

第七章　昭和（戦後）生産調整期

第一節　ミカン暴落と果樹農家の生産対応

一　四七年の暴落とミカン危機

二　過剰化と生産者の対応

三　自主的生産調整活動とその展開

第二節　ミカン過剰化と果樹産地の市場対応

一　品質の均質化と製品特異化

二　その他の市場対応

三　ミカン出荷組織の現状

第三節　貿易摩擦と自由化阻止の動向

一　グレープフルーツの自由化

二　オレンジ・果汁の輸入枠拡大（五三年）

三　オレンジ・果汁の輸入枠拡大（五九年）

第四節　県の果樹に関する行政施策

一　愛媛農政における果樹の生産振興方針

二　かんきつの生産調整関連施策

愛媛の果樹園芸史年表

3　愛媛の畜産業

第一章　愛媛畜産の変遷

第一節　伊予往昔の畜産

第二節　明治前期・中期

第三節　明治後期・大正初期

第四節　大正後期・昭和初期

第五節　準戦時・戦時期

第六節　戦後復興期

第七節　高度成長期

第八節　安定成長期

第九節　最近における畜産情勢

第二章　畜種別畜産の動向

第一節　酪農業の進展

一　昭和終戦時までの酪農の変遷

二　昭和戦後の酪農の変遷

三　酪農先進地の概要

第二説　和牛（肉用牛）の変遷

一　和牛の変遷

二　本県和牛の源流となった原種牛

第三節　養豚の発達

一　養豚業の変遷

二　豚の改良過程

第四節　養鶏の発展

一　採卵鶏の変遷

二　採肉鶏の変遷

三　養鶏振興施策の概要

第五節　馬産事業の変遷

一　馬産奨励の概要

二　地方競馬

第三章　畜産推進の主要施策

第一節　家畜改良事業の支え

一　家畜人工授精事業の歩み

二　家畜人工授精師とその組織

三　家畜登録

四　畜産共進会

五　畜産功労者

第二節　家畜の取り引き

一　家畜市場

二　家畜商

第三節　畜産場・所及び試験研究機関

一　場・所及び機関の沿革と業務の内容

二　試験研究の歩み

第四節　畜産関係団体・機関

第五説　牧場・飼料作物ならびに流通飼料

一　牧野（草地）の造成・利用

二　牧草及び飼料作物の生産

三　四国カルスト草地開発事業の概要

四　流通飼料の概要

第六節　家畜衛生

一　家畜防疫衛生対策

二　家畜防疫制度と衛生施設の変遷

三　家畜の診療と共済制度

四　乳肉衛生

五　戦医師制度とその変遷

愛媛の畜産業史年表

4　愛媛の蚕糸業

愛媛の蚕糸業概観

第一章　明治時代の蚕糸業

第一節　前期（士族授産奨励期）

第二節　中期（蚕糸指導奨励期）

第三節　後期（官民協同推進期）

第二章　大正時代の蚕糸業

第一節　前期（蚕糸興隆期）

第二節　後期（組織育成期）

第三章　昭和時代の蚕糸業

第一節　前期（恐慌波乱期）

第二節　戦後期（地場産業奨励期）

愛媛県蚕業試験場一覧表

愛媛の蚕糸業史年表

あとがき

主な参考文献一覧